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空き家を放置している危険性とすぐにできる具体的な防犯対策2024.03.04

● 空き家をこのまま放置していてもいいのか?
● 放置すると犯罪や危険などのリスクはあるのか?
● リスク回避の対策はあるのか?
日本では空き家の数が増加し、防犯対策の重要性が高まっています。
放置された家には不法侵入や盗難、犯罪の温床の危険性があり、安全性にも悪影響をおよぼしかねません。
そこで、この記事では空き家のさまざまな危険性と防犯対策の重要性、具体的な防犯対策を解説します。

この記事でわかること
● 空き家が抱えるリスク
● 空き家の防犯対策の重要性
● 空き家の防犯対策の方法

1.空き家で起きやすい犯罪と危険性

空き家の防犯対策を怠ると、思いもよらないトラブルに巻き込まれてしまう危険性があり、さまざまなリスクが発生します。
ここでは、空き家が抱えるリスクを詳しく解説します。

1-1.安全面での危険性

まず、安全面でのリスクが挙げられます。
人の住んでいない家はさまざまな犯罪に巻き込まれる可能性があり、対策が必要不可欠です。
例えば、簡単な鍵を利用していたり、家全体の明かりが少なかったりとセキュリティが緩ければ、侵入者にとって格好のターゲットです。
不法侵入や窃盗、薬物の使用のような犯罪が起き、地域の安全性をも脅かしかねません。
また、犯罪者の隠れ家や不正な活動の場として利用されるケースもあります。
不法占拠され、所有者が法的手続きを取るには時間と費用もかかる可能性も覚えておきましょう。

1-2.放火被害

空き家は、放火や器物損壞などの犯罪行為の対象にもなり得ます。
家の手入れが行き届かず建物自体の老朽化が進めば、崩壊の危険性が高まるだけでなく、火災のリスクも高くなり近隣の住宅にも影響をおよぼします。
火災は電気設備の老朽化や不法侵入者による放火など、さまざまな原因で発生するため注意が必要です。

1-3.環境被害

長い間家を放置すると庭の草木が伸び放題になり、害虫や野生動物が住み着きやすくなるため、環境面での問題にも注意しましょう。
これらの生物が近隣の家にも侵入すると、住環境の悪化から近所とのトラブルを招きます。
また、不法投棄の場所として使われる事例も多数あり、地域の美観を損ねるだけでなく、土壌汚染などの環境問題に発展します。
地域の問題になるのを避けるには適切な対策が必要です。

1-4.経済的影響

経済的な影響も無視できません。
家が犯罪の舞台となれば物件や周辺地域の地価が下落しやすく、地域全体の経済活動に悪影響をおよぼします。
不法行為が頻繁に報じられると、その地域は危険とのレッテルを貼られ、住宅や商業施設の経営に悪影響です。
その結果、地域経済にもマイナスの影響を与え、空き家問題の解決を一層困難にします。
また、家の管理不足は、所有者にとっても固定資産税などの経済的負担を増加させる原因です。
このように空き家の危険性は、単に建物が空いているだけの物理的な問題にとどまりません。
防犯対策は、単に犯罪を防ぐだけではなく、地域社会の安全と活性化を守るための重要な取り組みとなるため積極的に対策しましょう。

2.空き家の防犯対策が重要な理由

日本では、人口減少や都市部への集中化により、空き家を利用した犯罪が深刻化しています。
防犯対策の重要性は非常に高く、不法侵入や窃盗、放火などの犯罪リスクが高まるため、適切な対策が急務です。
ここからは、防犯対策の重要性を解説します。

2-1.不法侵入の防止

空き家は監視や管理が行き届いていないため、不審者による不法占拠のリスクが高まります。
一度侵入されると犯罪の舞台となりやすく、近隣住民の安全を脅かす原因です。
不法侵入者による犯罪があった場合、物件が売れなくなるリスクもあります。
不法侵入のリスクを減らして犯罪の標的にならないよう、防犯対策を万全にしましょう。

2-2.窃盗犯罪の抑制

不法侵入者は、金属類や建材など売却可能な物品を盗む場合があり、空き家の窃盗被害は増加傾向です。
家に残された家財道具や設備が狙われるケースは少なくありません。
空き家の窃盗は所有者や近所の人が気づきにくく、警察への通報も遅れがちです。

2-3.放火のリスク低減

放火は空き家における重大なリスクの1つです。
家の手入れが行き届いていなければ放火の被害に遭いやすく、放置されたゴミや荒れた庭木が原因で大きな被害を受ける可能性もあります。
放火による火災は、周辺の建物や住民にも甚大な被害をおよぼすため、近隣のためにも避けなければなりません。

2-4.犯罪の温床にさせない

人の住んでいない家は、薬物の使用や売買、その他の違法行為がおこなわれる場所となる可能性があります。
空き家の放置は、地域の治安を著しく悪化させる要因です。
空き家の防犯対策は、単に犯罪を防ぐだけではありません。
家をきちんと管理すると犯罪者にとっての抑止力となり、安全な住環境の維持や財産価値の保持、地域社会の安全性向上にもつながります。
所有者には空き家の防犯対策を通じて犯罪を防ぎ、安全で魅力的な地域社会を守る責任があります。
地域住民として積極的な関わりと連携した取り組みは、よりよい未来を築くために必要です。
そこで次は、犯罪やトラブルに巻き込まれないための具体的な防犯対策を紹介します。

3.すぐにできる空き家の防犯対策

空き家の防犯対策は犯罪を予防し、財産を守るために極めて重要です。
防犯対策には、以下のような方法があります。
比較的簡単に実施できるものから、より高度で総合的なアプローチまで幅広く紹介するので、すぐにでも取り組める対策から始めましょう。

3-1.鍵の管理強化

家のセキュリティの基本は、鍵の管理から始まります。
まず、ピッキングによる侵入を防ぐため鍵は定期的に交換し、不正複製を防ぎましょう。
ピッキングに強いディンプルキーや、セキュリティレベルの高い電子鍵への交換も検討してください。
電子鍵は不正な複製が困難で、鍵の紛失時にもコードを変更すれば簡単に対応できます。
補助鍵の設置も有効です。
補助鍵をつけると犯罪者の侵入のハードルを高め防犯につながります。

3-2.セキュリティシステムの設置

侵入警報器や防犯カメラは、空き家の防犯対策では中心的な役割を果たします。
家の周りに侵入警報器や防犯カメラを設置して、不審者の侵入を検知しましょう。
侵入警報器は人の動きを感知して警告音を出し、侵入防止につながります。
また不審者が侵入した際、近所の人が気づきやすい点もメリットです。
防犯カメラには不審者の侵入を録画記録できる機種もあるため、証拠映像を後々検証したり、警察に証拠として提出したりできます。
さらに、防犯カメラの設置自体が防犯対策として有効です。
特にネットワーク接続された防犯カメラは、リアルタイムでの監視や不審な動きがあった場合にスマートフォンへ通知を送る機能もあり便利です。
セキュリティシステムの設置により、家の所有者は遠隔地からでも状況を把握し迅速に対応できます。

3-3.窓や扉の補強

侵入経路となる窓や扉の補強も欠かせません。
窓ガラスには防犯フィルムを貼る他、防犯ガラスへの交換をおこないます。
防犯フィルムはガラスが割られても破片が飛び散りにくく、建物への侵入を遅らせる効果があります。
さらに、窓や扉に補助錠を追加し、物理的なセキュリティを強化しましょう。
雨戸を閉めておくとより安心です。

3-4.照明の設置

周囲が明るいと犯罪者は侵入しにくいため、センサーライトを設置して夜間の不審者を抑止しましょう。
センサーライトは不審者を威嚇し、周囲に警戒心を促す効果があります。
特に、入り口や周辺部への設置で夜間の侵入を抑止します。
LEDライトを使用すると省エネルギーで長寿命なため、メンテナンスの手間を軽減できおすすめです。

3-5.不用品の撤去

不用品やゴミは定期的に撤去して、火災のリスクを減らしましょう。
放置された不用品やゴミは火災の原因となるだけでなく、犯罪者に隠れる場所を提供します。
また、家財道具が残されていれば窃盗の被害にも遭ってしまいます。
定期的な清掃と撤去は、家をより安全な状態に保つために不可欠です。

3-6.草木の管理

手入れの行き届いた外観は、家が管理されている印象を与えます。
一方、放置された外観は犯罪者にとって誘引力です。
定期的に草木を刈り外観を手入れすれば、家が管理されている印象を与え、不審者の隠れ場所をなくせるため草木の管理はとても重要です。
特に高く伸びた草木は不審者の隠れ場所となりうるため、定期的な剪定が必要です。

3-7.郵便物の管理

定期的な郵便物の回収も重要です。
ポストの郵便物が溜まると空き家と判断されやすいため、こまめに確認できない場合は郵便転送サービスを積極的に利用しましょう。
郵便転送サービスは、所有者の現住所に郵便物を転送してくれる便利なシステムです。
加えて、ポスティングされる宣伝広告やチラシが放火のきっかけになるのを防ぐために、郵便ポストへの投函ができないようにするのもおすすめです。

3-8.セキュリティサービスの利用

空き家のセキュリティを強化する方法として、民間のセキュリティサービスや管理会社への依頼も検討しましょう。
セキュリティサービスは、不審者の侵入や異常を早期に発見するための定期的な巡回や緊急時の対応をするため、遠くに住んでいる場合に便利です。
セキュリティ会社が提供する見守りサービスには、家の状態を遠隔で確認できる機能が備わっている場合もあります。
所有者は、自宅や外出先からでも不動産の安全を継続的に監視できます。
セキュリティサービスの利用は空き家を不法占拠や犯罪のターゲットから守るだけでなく、災害時の迅速な対応や定期的なメンテナンスの管理にも便利です。
防犯対策を総合的に実施すると空き家のセキュリティは大幅に強化されるため、積極的に取り入れましょう。

4.まとめ

日本では今後さらなる空き家被害の増加が予想されます。
空き家の防犯対策は、単に犯罪を防ぐだけでなく、地域の安全と資産価値を守るためにも重要です。
状況に応じた防犯対策を検討し、犯罪やトラブルに巻き込まれないよう心がけましょう。



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