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空き家売却の相談はどこにする?
空き家の活用方法と悩みの解決策を徹底解説
2024.02.02

● 空き家の売却についてどこに相談すればいいのか?
● 空き家の活用にはどのような方法があるのか?
● 空き家に関する悩みはどこで解決できるのか?

空き家の売却について悩んでいる方も多いでしょう。
空き家の売却は、管理の手間や固定資産税の支払い義務などから解放されるためメリットがありますが、相談する業者選びには慎重にならなければなりません。
本記事では、空き家を売却するうえでおすすめの相談先や、空き家の活用方法、悩みの解決策、不動産会社との付き合い方について解説します。

この記事でわかること
● 空き家に関する相談窓口
● 空き家の活用方法
● 空き家売却前の悩みに関する解決策

1.空き家売却でよくある悩み

空き家を売却したくても時間と手間がかかるため放置してしまう方は多いです。
そこでまずは、実際に同じような状況の人がどのような悩みを抱えているのか知りましょう。
ここからは、空き家を売却したいと考えている方が抱えている問題や悩みを紹介します。

1-1.近隣住民や自治体からクレームが入った

空き家が腐敗・劣化していたり、広い庭や敷地を長期間放置したりしていると、近隣住民から異臭や倒壊リスクなどを理由にクレームが入ることがあります。
状態がひどいまま放置された空き家に対して、近隣住民が行政や自治体に相談をして正式に勧告通知が届いた実例も報告されています。
危険性が高いと判断された場合は「妨害排除請求権」「妨害予防請求権」などの訴えを起こされた所有者もいるため、空き家を放置するのはトラブルに発展するリスクが高いです。

1-2.買い手が見つからない

空き家は築年数・立地・広さなどの条件によっては、どんなに値段を下げても売れ残ってしまうことがあり、処分に悩む所有者が続出しています。
最近では働き方の多様化に伴い空き家をリノベーションして暮らしたいと考える人がいる一方で、急速に少子高齢化が進んでいます。
空き家の需要が高まっているとはいえ、条件が良くないと買い手は見つからないのが現状です。

1-3.活用方法が分からず放置している

空き家はどうにかしたいが、どんな方法で手放したり活用したりすればいいのかわからないと悩んでいる方は多いです。
あまり思い入れのない空き家であれば、簡単に売却や処分ができるでしょう。
しかし、空き家に幼少期の思い出などがあれば、すぐに売却・処分することに抵抗を感じる方も少なくありません。
とはいえ誰も住む予定がないのであれば、固定資産税の負担があったり、腐敗や劣化による近隣トラブルの原因になったりするため注意が必要です。
実際に放置したことで、処分費用が高くついたり近隣住民と裁判沙汰になったりしたケースもあります。

2.空き家の相談窓口

空き家を手放したい場合は売却するのが一般的ですが、そのほかにも賃貸として貸し出したり処分したりするなどの方法があります。
不動産の知識がない方は、「どのような方法で手放せば良いか」「誰に相談するべきか」わからず困惑してしまうでしょう。
そこで、ここでは5つの目的別に空き家の相談窓口を紹介します。

2-1.売却するなら「不動産会社・地方自治体」

NPO法人「空き家・空き地管理センター」の報告によると、同組織に寄せられる空き家の活用相談のうち、約7割の方が最終的に売却を選択しています。
売却には、土地や建物の管理する手間や固定資産税の負担がなくなるなどのメリットがあります。
空き家の売却を検討するのであれば、不動産会社もしくは地方自治体に相談しましょう。
不動産会社にも複数ありますが、空き家がある地域の知識や取引実績が豊富な業者への依頼がおすすめです。
また、地方自治体が支援する空き家を買いたい人と売りたい人を繋げる「空き家バンク」と呼ばれるサービスも注目されています。
空き家バンクはウェブサイトに物件情報を掲載でき、空き家と居住地が離れていてもオンライン上で買い手を見つけられるため、最近では急速に知名度が上昇中です。

2-2.利益を出したいなら「不動産会社」

働き方の多様化に伴い、空き家の需要が高まりつつあるため、空き家を売却せずにうまく活用して利益を出す選択をする方も増えています。
空き家で利益を出す活用方法は、以下の通りです。
● 居住用賃貸物件として売り出す
● 事業用賃貸物件として売り出す
● 賃貸不動産経営を始める
不動産管理は金銭面や法律面での細かい決まりがあるため、一般的には個人で貸し出し、経営をするのは困難です。
専門的な知識のある不動産会社に空き家の相談をすれば、立地や状態に合わせて最適な貸し出しや経営プランを案内してもらえます。
必要に応じてリフォームや修繕などの提案があったり、売却時には手続きを手伝ってもらえたり、不動産会社に相談すればスムーズな対応が期待できるでしょう。

2-3.空き家を処分するなら「解体業者」

空き家の劣化・腐敗が進んでいて売却や活用するのが難しい場合は、解体業者に相談して作業にかかる費用の見積もりをとるのも1つの手です。
解体にかかる費用は空き家の状態・広さ・場所などの条件により変動しますが、一般的には100〜300万円といわれています。
空き家を解体して更地にすると、建物がある状態よりも固定資産税が高くなるため、つい放置してしまっている方も多いでしょう。
しかし空き家をそのままにしていると、近隣住民や自治体からクレームや勧告を受ける可能性が高く、トラブルの原因になりかねません。
補助金や助成金が出る地域もあるため、見積もり依頼をする際には解体事業者に相談し、解体費用を最小限に抑えながら早めの解体を検討しましょう。

2-4.無償譲渡なら「近隣住民」

空き家の売却がうまくいかず固定資産税の支払いが負担に感じるのであれば、無償譲渡という選択もあります。
「買取費用を出すほどではないが、無償で譲ってもらえるならほしい」と考える方がいれば、お互いに負担を最小限に抑えられWIN-WINです。
どうしても買い手が見つからない空き家は、近隣住民に声をかけて潜在的なニーズがないか探ってみましょう。
地方自治体が支援するサービス「空き家バンク」でも無償譲渡の登録が可能です。
近隣住民だけでなく、全国を対象に譲渡先を探すのも検討してみましょう。

2-5.空き家の相続で疑問があるなら「司法書士・行政書士」

「突然空き家の相続人になり何をすれば良いか分からない」「法定相続人が多くて困ってる」と悩んでいるのであれば、司法書士もしくは行政書士に相談しましょう。
相続するためには、遺産分割・所有権登記など法律上で細かく定められた手続きがあり、「法定相続人」が誰に当たるのかを明確にする調査や協議が必要です。
疎遠になっている親族がいたり、亡くなった方が遺言書を残したりした場合は、通常よりも複雑な相続手続きになるため専門家が間に入ったほうが良いでしょう。
相続人調査・遺産分割協議は非常に時間と手間がかかるため、できるだけ早いタイミングで司法書士や行政書士に相談するとスムーズに手続きが進みます。

3.空き家の活用方法

空き家を売却せずに所有し続けて活用しようと考えている方もいるでしょう。
その場合は、どのような方法があるのか解説します。

3-1.居住・事業用の物件としての貸し出し

空き家の活用方法で一般的なのが、居住・事業目的で住みたい人に貸し出すことです。
利用者が見つかれば毎月一定の家賃収入が見込めるだけでなく、所有者としての権利を手放さずに済みます。
ただし数年間放置されていたり条件が悪かったりすると、賃貸会社に物件を掲載してもらってもタイミングよく借主を見つけられない可能性があるため注意が必要です。
賃貸として活用したい場合は、不動産会社に相談しましょう。

3-2.民泊経営で利益化

最近ではAirbnbのように一般住宅に宿泊して費用を安く抑えたり、地元感を感じたいと考えたりする旅行者が増えています。
そのため、周りに宿泊施設がほとんどないエリアで観光客がいたり、民泊経営に興味があったりするのであれば、空き家を民泊として貸し出すのを検討してもいいかもしれません。
ただし、一般住居を宿泊施設として提供するためには「住宅宿泊事業法」に伴う許可を得る必要があるため、必ず正式な手続きを踏んでください。
まずは各都道府県に設置されている担当窓口に相談しましょう。

3-3.寄付

所有している空き家が文化的な価値があったり、伝統的な建物であったりするのであれば、自治体や地域に寄付できます。
実際に昔ながらの木造建築の空き家を自治体に寄付し文化財として大切に保護され、観光地の名所として人気になるケースもあります。
ただし、寄付できる物件の条件などは明確になっていないため、需要があるかどうかを各自治体に相談してみましょう。

4.空き家売却前の悩みに関する解決策

ここまでで空き家の売却に関するよくある悩みと問題についてお伝えしました。
それでは、それらの悩みと問題に対する解決策について解説していきます。

4-1.空き家に関して近隣住民や自治体のクレームは即時対応

万が一、放置している空き家に関するクレームや勧告が届いた場合は、できるだけ早く対応してください。
近年では少子高齢化に伴い、日本国内の空き家問題が深刻化しており、条件を満たすと所有者の許可がなくても処分をしたり危険度が高いと裁判を起こされたりします。
「費用や手間がかかるから」との理由で空き家を放置してしまうと、さらに大きな問題になるかもしれないため注意が必要です。

4-2.空き家の買い手が見つからない場合は他の選択を検討

空き家を売却したくても、条件が悪いと買い手が見つからない可能性があります。
売れ残ると管理費や固定資産税が発生し続けるため、物件価格の値下げや売却以外の手放す方法を検討しましょう。
売却以外の方法として、解体会社に依頼して処分してもらったり近隣住民や自治体に無償譲渡したりなどが考えられます。

4-3.空き家の活用方法がわからない場合は不動産会社に相談

放置したままの空き家をどうにかしたいと考えているのであれば、まずは不動産会社に相談しましょう。
不動産会社は複数ありますが、空き家がある地域の知識や売買などの取引実績が豊富かを確認すると安心して相談できます。
空き家の状態を査定した上で、利益が出る選択や損失を最小限に抑えられる選択を提案してもらえるでしょう。

5.不動産会社との上手な付き合い方

今まで不動産管理をしたことがない方が空き家の売却をするためには、専門知識を持つ不動産会社の助けが必要になります。
不動産会社とWIN-WINな関係性を築き気持ちよく売却するためには、ご自身でもある程度のリサーチをするようにしてください。
インターネット上の無料シミュレーションサイトで売却価格の目安を見たり、複数の不動産会社に見積もりを依頼したりするなどの行動が大切です。
何も調べずにすべての選択や手続きを不動産会社に丸投げしてしまうと、取引を終えてから大損していた事実が発覚する可能性もあります。

6.まとめ

放置された空き家は固定資産税がかかったり近隣住民の迷惑になったりするため、売却や貸し出しなど早めに何かしらの対応が必要です。
空き家のことで相談したければ、まずは近くの不動産会社に声をかけてみましょう。



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