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空き家の売却を成功させるためには片付けが必須!
効率のよい方法を解説
2023.12.25

● 空き家の売却のために片付けをするべきなのか?
● 空き家売却の片付けで注意すべきことは何か?
● 空き家の売却方法にはどのようなものがあるのか?
ここでは空き家を売却したいと考えている方に向けて、売却する前に片付けを済ませるべき理由、注意点、具体的な手順について解説します。

この記事でわかること
● 空き家を売却するために片付けが重要視されている理由
● 空き家を売却するための片付けで注意するべきポイント
● 空き家売却のための片付けの具体的な手順

1.空き家売却の成功には片付けが重要といわれている3つの理由

空き家売却の成功には片付けが重要といわれている3つの理由は、以下のとおりです。
● 査定額や売却価格に影響するため
● 物件写真の写りを良くするため
● 内見時に広々とした印象を与えるため
それぞれの理由について解説します。

1-1.査定額や売却価格に影響するため

空き家の売却では、不用品を残したり、設備が壊れたりした状態で引き渡す「現状渡し」をすると、物件の隅々まで査定ができません。
査定において不透明な箇所が多ければ多いほど、最低基準で査定結果が算出されるため、平均を下回る売却価格になります。
自分たちで片付けをすることによって、不透明な箇所の価値を的確に査定してもらえれば、最低基準を上回り、高額取引につながる可能性が高くなります。
リノベーションする必要はありませんが、最低限の片付けをしておくほうが良いでしょう。

1-2.物件写真の写りを良くするため

最近では、インターネット上に物件を掲載して買主を募集する流れが主流です。
物件の状態が悪いままインターネットに写真を掲載すると、それだけで内見希望や売却額の交渉の問い合わせ数が少なくなります。
空き家を掃除してクリーニングや壁紙のくすみや汚れを落とすだけでも部屋全体の雰囲気が明るくなり、インターネットからの購入希望者が増えるでしょう。
片付けをする時間を十分に確保できないのであれば、写真写りの悪い箇所のみをきれいにするだけでも売却時に有利になります。

1-3.内見時に広々とした印象を与えるため

内見時に、不用品や使わない設備がついたままの状態になっていると、生活感が強くて購入したい気持ちを薄れさせてしまう可能性があります。
とくに同じような条件で複数の物件を比較したい場合、直感的な「清潔感」や「雰囲気」で最終的な決断をするケースも多いでしょう。
インターネットからの問い合わせが多くても「来てみたらちょっと違う…」となってしまうようであれば、売却が成立しません。
内見に来てくれる人は多いのにもかかわらず売却に至らないのであれば、部屋の状態を見直すようにしましょう。

2.空き家の片付けを効率よく進めるうえで注意点したいポイント

空き家の片付けを効率よく進めるうえで注意したいポイントは、以下のとおりです。
● 3名以上の人数を確保する
● 保留箱を作る
● 親族間のコミュニケーションを大切にする
それぞれのポイントについて解説します。

2-1.3名以上の人数を確保する

空き家の片付けは大きな家具や家電を移動させたり、アパートやマンション、2階建ての場合は階段などを使って移動させたり、力仕事がメインです。
大きな荷物がないとしても、処分するゴミが何袋にもなれば、1人でゴミ捨て場まで往復する作業は時間がかかります。
最低でも3人以上の人員を確保したうえで、その他に手助けしてくれる人がいれば、できるだけ多くの協力者を集めましょう。

2-2.保留箱を作る

空き家の片付けでは、まず「残すもの」と「処分するもの」を仕分けする作業がありますが、親族が片付けをすると、仕分けに時間がかかります。
残すべきか捨てるべきか悩むものが多ければ多いほど、片付けの時間の大半が仕分けで悩むために使われてしまうからです。
そこで、処分するかどうか悩んだときに入れる「保留箱」を用意することで、仕分けにかかる時間を最小限に抑えられます。
保留箱に入れるかどうか決める基準は1分に設定するのがおすすめです。

2-3.親族間のコミュニケーションを大切にする

空き家の片付けをしていると、把握していなかった骨董品が出てきて、そこから相続に関わる親族間でトラブルになるケースが散見されます。
そもそも空き家の片付けは想像以上にハードな作業なため、誰か一人に任せるようなことも喧嘩の原因になりかねません。
片付けをしようと考えているのであれば、まずは親族に伝えて、誰が責任を持って作業するのか、空き家に残った物を整理する基準なども明確にしておきましょう。

3.空き家を売却するための片付け方法

空き家を売却するための片付け方法は、以下のとおりです。
● 親族と協力して自分たちで片付けをする
● 専門業者に依頼する
それぞれの方法について解説します。

3-1.親族と協力して自分たちで片付けをする

空き家の売却のために片付けを始めるのであれば、まずは自分たちですべてを済ませられるかどうかを検討します。
空き家に関係のある親族と相談したうえで、協力しながら業者に頼らずに片付けができるのであれば最善です。
とくに空き家に金目のものや、思い出の品が残っているのであれば、自分たちで判断して仕分けができるため、勝手に捨てられてしまう心配はありません。
さらに業者に頼るとまとまった費用が発生しますが、自分たちで片付けをするのであれば、最小限の費用で済みます。
ただし、片付けには労力と時間がかかる点のみ理解しておきましょう。

3-2.専門業者に依頼する

立地の悪い場所にある物件、不用品で溢れている物件などは、親族と協力しても片付けをするのに数ヵ月〜1年以上かかってしまう可能性があります。
効率よく空き家の片付けを進めたいのであれば、費用は発生するものの、業者に依頼すると親族の負担が少なく済みます。
ただし、業者に依頼すると、仕分けをしてくれない可能性が高く、骨董品や思い出の品を残したいと考えているのであれば注意が必要です。
金銭的な価値があるものや思い出の品のようなものを処分せずに残してほしいのであれば、遺産整理業者への依頼を検討しましょう。

4.空き家売却の片付けをおこなう際の手順

空き家売却の片付けをおこなう際の手順は、以下のとおりです。
1. 計画を立てる
2. 作業開始前までに害虫対策をする
3. ゴミ・不用品を仕分けする
4. 家の清掃
それぞれの手順の工程について解説します。

4-1.①計画を立てる

空き家の片付けをするのであれば、親族で集まり、「誰が」「いつ」「どこ」を片付けるのか、入念に話し合いをします。
のちに親族トラブルに発展しないようにするためには、このタイミングでの話し合いを疎かにしないことが大切です。
このとき、空き家の物件がある自治体のゴミ捨てルールや無料回収日などを確認しておくとスムーズに処分作業が進められます。

4-2.②作業開始前までに害虫対策をする

空き家がしばらく放置されていたのであれば、害虫が住み着いている可能性があるため、片付けを始める前に害虫対策をします。
前日や直前にスプレータイプの殺虫剤をまくだけでも、虫トラブルを最小限に抑えて快適に片付けの作業ができます。
その他、肌や髪を覆うような洋服や軍手、帽子などを用意しておくのもおすすめです。

4-3.③ゴミ・不用品を仕分けする

仕分けをするときは、「残すもの」「捨てるもの」「保留」の3種類に分けて、スムーズに家のなかにあるものを仕分けします。
地域によっては「燃えるゴミ」と「プラスチック」で分別して捨てなければならない場所もあるため、ゴミ捨て方法はしっかりと把握しておきましょう。
一度にまとめてゴミ捨てをすると近隣住民の迷惑になりそうであれば、数日に分けてこまめに処分します。

4-4.④家の清掃

家の中のものがすべてなくなったら、ほこりや小さなゴミを掃いて、拭き掃除をします。
水場などは害虫が集まる原因になるため、特に入念に掃除しておくと、嫌な匂いがなくなり、清潔感のある物件になります。
空き家がきれいになったら、定期的に空気の入れ替えやホコリを取るなどメンテナンスをすると安心です。

5.空き家売却のための片付けで活用できる施設

空き家売却のための片付けで活用できる施設は、以下のとおりです。
● 地域のゴミ捨て場・廃棄処理センター
● リサイクルショップ・古着屋・古本屋
それぞれの施設について解説します。

5-1.地域のゴミ捨て場・廃棄物処理センター

地域ごとに決められたゴミ捨て場を利用する場合は、分別、ゴミの種類、回収日を確認しておきましょう。
ゴミ袋の指定があれば、最寄りのスーパーやコンビニで購入可能です。
また、一度に多くのゴミを捨てると近隣住民の迷惑になるため、できるだけ小出しにするよう心がけるとトラブルを避けられます。
ゴミ捨て場に捨てられない大きなものは、有料で引き取ってもらえる廃棄処理センターに持ち込む必要があります。
事前に予約が必要な施設が多いため、地域のホームページを確認したうえで運びましょう。

5-2.リサイクルショップ・古着屋・古本屋

まだ使えそうな家電、家具、洋服、本などはリサイクルショップに持ち込むと、換金してもらえて、片付けにかかる費用の足しになります。
量が多い場合は、買取価格は安くなりますが、不用品をまとめて引き取ってくれる業者に持ち込むと時短になるため効果的です。
ブランド物や専門性の高い物があれば、専門分野を取り扱う古着屋、古本屋などで査定してもらうと高額で取引してもらえる可能性が高くなります。
自宅まで査定に来てもらえる施設もあるため、近くのサービスを調べて活用しましょう。

6.空き家を高く売却をするには片付けのタイミングが重要

空き家を高額売却したいのであれば、購入希望者の内見時までに片付けを済ませておくのがおすすめです。
片付いているだけで、部屋が広く見えたり明るく見えたりするため、好印象を持ってもらいやすくなります。
空き家の片付けは、ゴミがたくさん出たり、大きな家具の移動があったり、力仕事も多く時間がかかるため、なるべく早めに取りかかるのが賢明です。
どうしても片付けに時間がかかりそうであれば、親族と協力して大人数で作業をしたり、業者に依頼したり工夫をしましょう。

7.まとめ

空き家の片付け作業は、仕分けから家具の移動やゴミの処分など親族の負担が大きく、労力と時間がかかりますが、高額売却するためには必須です。
効率よく作業を進めて売却手続きに進みたいのであれば、親族と十分なコミュニケーションをとり、「保留箱」を取り入れるなど工夫して取り組みましょう。
どうしても片付けのための時間が確保できない場合は、業者に依頼する方法もあるため、スムーズに売却を済ませるために必要な方法を検討しましょう。



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